次の日、練習に行くときにとすれ違った。
「あ、降谷君!これから練習?」
「はい」
怪我に気をつけてね、と続けて、は笑う。
は頑張ってねとは絶対いわない。その心遣いが更に嬉しい。
・・・・・・今日、頑張れそう。
生まれ育った北海道より、気温も湿度も高くて嫌になるけど
なんだか気力回復した感じだ。
「じゃあ、また明日ね!」
「っス」
手を振って挨拶したの小ささに気づく。
綺麗だな、小さくて細くて、可愛くて・・・。
見惚れてた降谷は、思わず野球部式の挨拶を返してしまう。
普段会話をするのも野球部ばかりで、挨拶するのなんて野球部の先輩しか
いないので、反射的にしてしまった。習慣というのは恐い。
「野球部じゃないんだから!恥ずかしいよーっ」
一瞬面食らったは、そういって笑った。
心なしか、頬が赤い。
「じゃあね、降谷君」
姿を見つけたらしく、の後ろから御幸が駆け寄ってくる。
それに気づいて、そのままくるりと身を翻しては帰っていった。
「・・・頑張ります」
課題はやっぱり、スタミナロール。