あぁ寒い、と帰ってきた浩二が、リビングにお邪魔しているを見て
   そうだ!と手を打った。



   「寒いし、ねぇちゃん、一緒にお風呂はいる?」

   「ぶっ!(ちょ、ま、浩二!)」



   え?と聞き返すに、浩二は笑顔を浮かべる。
   その反面、見事に反応したのは修二。飲んでいた紅茶に軽く咽ていた。



   「本当?どうしよっかなぁ」



   こんな可愛い浩二とお風呂!
   恥ずかしいけど、すごくオイシイ気がするんだよね・・・。



   「っ、浩二、お前、いくつだよ(ふざけんな!)」



   動揺する修二には首を傾げる。
   別に、家族のように育ってきたし、あんまり問題ないと思うんだけど。



   「じゃあ、入ろうかな。ここのお風呂広いし」

   「だめだっての!」



   しーんとばかり修二の強い声に、部屋が静まった。
   気のせいか、頬が少し紅い修二。含み笑いの浩二。



   「・・・なんで?」

   「っほら、湯ざめして、風邪引いたら、まずいし」



   私の家、チャリで五分の距離にあるんですけど。



   (さっさといえばいいのに、さ)



   浩二は小さく息を吐いた。
   いつものお返しができる隙に、笑みがこぼれる。



   「じゃあ兄ちゃんもいれて、三人で入る?」



   修二は、冷静を装いつつも、かなり慌てていた。







  お願いだから







   (そんな心臓に悪いこというな、っての・・・)


   リビングでも聞こえるシャワーの音とか、布の擦れる音とか
   あのドア一枚とれば彼女の裸があると思うと
   否応無く心臓が高鳴る。


   俺だって一応、健全な男子高校生なんだぜ?



   (あぁ、それほど意識されて無いってことか、くそ )