空蝉 時は昭和の初め。 異国の文化が渡来したばかりの、和と洋が混ざった時代。 昔から有る日本の風習は、今もまだ顕在。貧富の差もあった。 金、性別、身分・・・ 自由が近くて遠いもどかしさに人々はどうしようもない想いを抱いていた。
第一章 空蝉 壱 『近づくほどに遠く』 九 『遠すぎた闇』 弐 『点駆けた過去』 拾 『紙一重の恋路』 参 『絡ました小指』 拾壱 『過ちを育む言葉』 四 『耳を塞ぐ現実』 拾弐 『空回りする時間』 伍 『偽りの真実』 拾参 『巻き戻る記憶』 禄 『強請った未来』 拾四 『偶然は必然』 七 『振り返った足跡』 拾伍 『甘く切なく、短く長い』八 『見えない明日』 第二章 朧月夜 壱 『未来への寄り道』 弐 『玉響の煌めき』 参 『その傷跡が消えるころ』 四 『永久に焦がれる面影』 伍 『解き放たれた過去』 禄 『君待つ時間に』 七 『掴み取る現在』